ホンの感想(19歳で人工肛門、偏差値30の僕が医師になって考えたこと)

 

個人的に期待以上に良い本でした。

 

ウチの次男が

過敏性腸症候群

半分不登校(遅刻しても学校は行く)で

勉強も追いつかず

(いや追いついても勉強ができるかどうかは

また別なんだけど。。。)

どうにかならないもんかと思いながら

図書館の「健康コーナー」の棚で

見つけてきた本でした。

 

健康の本というより

自己啓発本に近いかな。

 

「~すべき」的な内容なのではなく

石井さんが自分で体験した事から

学んだことが書かれています。

 

内容は

筆者の石井さんが

16歳で潰瘍性大腸炎になり

症状が重くて19歳で大腸を全て切除して

人工肛門を着け

その後、ネット「2チャンネル」で

同じような仲間と知り合い

人工肛門を閉じる手術を知り

(小腸の一部を変形させ大腸の役割をさせる)

手術を受けて、今度は人工肛門が取れ

そこから医者になりたいと奮起して

色々な体験をした話です。

(説明長・・・。)

 

が、

その時期の前後

子供のころの家庭環境や

研修医になってからの行動力等

「病気になったから学んだ」

だけではない部分も多く書かれており

そこから学びが垣間見える事も多々ありました。

 

 

 

 

内容的に

ただの体験談ではなく

読者が本当に質問してみたい内容が

しっかり書かれていました。

 

色々苦しみながら生きてきたからこそ

他人の気持ちに寄り添える文章が書けるんだろうな~と

凡人的な感想を持つ私でした。

 

書き出すときりがないので止めましたが

個人的に共感できる事が多々あり

自分だけでなく

子育てとしてもとても

参考になりました。

 

本、買おうかな。いいよこの本。

 

 

筆者の石井さんには、

 

ジェットコースターのような人生送ってますねと

言いたい。 

 

 

 

ビリギャルのような内容なのかなと

思っていたのですが

ちょっと違いましたね。

ビリギャルも面白かったけれど。

 

 

今日気になったニュース (佐々木常夫さんの話)

自閉症の子供と

鬱病の奥さんを支えながら

東レで役員を務めた

佐々木常夫さんの話が

yahooニュースで取り上げられていました。

 

news.yahoo.co.jp

 

コメント欄に批判的な内容が多くて

またその内容が、今の日本人らしくて

嫌な気持ちになりました。

 

昔「ビッグツリー」を読んだ事がありまして

その時は、鬱の人や自閉症の人と付き合うことの本当の大変さが

イマイチ分かっていなかったので

私も、批判的なコメントをする人と

大差ない感想を持っていました。

 

が、

自分が歳を重ね、

色々経験してからこの人の話を読むと

全く違う見方ができる事に気付きました。

 

批判的なコメントにも多くの方が書いていましたが、

これば美談ではありません。

 

これを美談にしたかったんだろうと感じた人が

結構いたようですが、

 

きっとこれは美談にするつもりで

書いたものではないと思います。

(と、私が勝手に思ってます。)

 

佐々木常夫さんは

東レの役員」という肩書で

「すごい人」というレッテルが

勝手に頭の中に貼られますが

そんなのはただの肩書で

普通の人と、さほど感覚は変わらないと思います。

 

 

「あの時の佐々木さんの発言はちょっと・・・」とか

「長女の負担を考えてない」とか

感じる人がいたようですが

介護の現実は、そんな綺麗事言ってられないですよ。

 

たとえ、それが間違いだとして、

気付けなかったら、ダメなんですかね?

 

自閉症の子や、うつ病を家族に持つ人は

失敗や間違いは全く犯しちゃいけないんですかね?

 

度を越した暴力とかは論外ですが、

人間、誰でも間違えたり

気付けなかったりする事ありますよね?

 

大人になったら、お父さんは

家族全員の気持ちを把握して、

完璧な対応しか、しちゃいけないんですかね?

 

ていうか、そんなパーフェクトな人

会ったことないわ!!

 

コメント欄に批判的なコメントを載せた人達、

佐々木さんに、完璧な人間像を求めすぎじゃ!!

 

現実は作り話みたく綺麗で簡単じゃないんだよ。

 

 

佐々木常夫さんの話は

たぶん、現実に家族の介護などに追われている人でないと

響かないと思います。

 

自分も

失敗したり、気づけなかったり

苦しんだりしながら

それでもなんとかここまでこれたよ。

だから、今家族で苦しい想いをしている人も

諦めないでお互い頑張ろうねって話だと、

私は解釈しております。

 

 

 

日本人は

自分の事棚に上げて

他人に完璧求めすぎ!

 

 

誰でも失敗はあるし

後悔する事もあるし

気付けないことなんてごまんとあるし

人は一生、何かに気づきながら学んで生きていくんだから

お互い様!

 

それが分かってる人が多ければ

もう少し、寛容な国になるはずだ

 

 

思うんだけどなあ・・・。

 

 

たぶん母は更年期障害でした。

今からもう20年以上前

 私の母は、精神的に不安定でした。

 

時々「死にたくなる」と、漏らし

 

「世界で自分が一番不幸だ」と、考えていて

 

「自殺するのは、周りの人が悪いんだって」

と、言い放った事もありました。

 

 

当時「更年期障害」という存在を知らなかった

20歳そこそこの私は

これらの言葉に惑わされ

20年以上、私の心に重くのしかかっておりました。

 

これが更年期障害のしわざだったんだなと

気付く事ができるようになったのは

私がその年齢に近づいてから。

 

それともう一つ。

世の中、「更年期」についての情報が

多く流通するようになったから。

 

当時、インターネットも今ほど

普及していない時代で

今ほど「更年期障害」の情報がなく

母がなぜ、あんなにネガティブな事ばかり言うのか

わからないまま、親子喧嘩をしていました。

 

当時の母は、愚痴ばかりで

人の意見に耳を貸す事もなく

私は、ほとんど会話をしなくなりました。

 

 

家族の名誉のために書きますが

 

父は友達が多く、遊びに行くことは時々ありましたが

浮気もギャンブルもしないし酒は嗜む程度だし

仕事も定時に帰ってくる

何ら問題のない父でした。

 

私と姉も、グレた事はないし

進路で躓いた事もなく

父の仕事の関係で一度転校した時も

親に迷惑をかけるような事を

した覚えはありませんでした。

 

 

一つだけ、更年期の母から学んだ事があります。

 

「幸せ」とは、条件じゃなくて

その人の心がどう感じているかだという事。

 

条件だけ言えば

ウチの家族は、何ら問題はないのですが

それでも母が「自分は不幸だ」と言っている以上

母は不幸な訳です。

 

そして、そんな話ばかり聞かされる家族も、

自分の心が病みそうになるのを

立ち直らせるのに必死で、余裕がなくなります。 

 

今となっては、当時の私は

母に対して思いやりがなかったなと

反省する事もあります。

 

 

それでも

やっぱり当時、母が言った

数々の発言へ対しての憎しみは

原因を理解した今でも

ふと思い出してしまうことがあります。

 

今、自分がその年齢になって

時々イライラすると

こみあげてくる感情が抑えられない時があります。

 

ああ、これがそうか。

 

と、思うと同時に

更年期かどうかは、子供たちには全く関係がなく

「母の言葉」はいつだって「母」そのものなのだから

一生に関わるような心の傷を子供たちに負わせないよう

自分で自分に、気を付けるようにしています。

 

 

その後、母は誰に勧められたのか

「命の母」を飲みだして

どうやら少し落ち着いたようでした。

 

最近、わたしも「命の母」を

時々飲みます。

 

今まで、二の次にしてきた

自分自身の心を

これからは大切にして

もう少し自分を可愛がりながら

更年期を乗り切ろうと

考えております。

 

 

 

 

「欲が出ました」ヨシタケシンスケさんの本

 

図書館の返却日が来てしまって

 

急いで読んだんだけれど

 

面白かったし、個人的にためになった本でした。

もっと早く読めば良かった。

 

 

ヨシタケシンスケさんは

 

絵本「りんごかもしれない」

 

が有名ですよね。

 

彼の本は

 

↑これとかも読んだことあるのですが

何気ないけどくすっと笑える

日常のイラストが

見ていて本当に楽しいです。

 

 

 

うちには

中学から不登校になって

現在、通信高校へ通っている長男と

 

約一年前から、半分不登校気味の次男が

いるのですが

 

とにかく本人達の体調を立て直すために

注意回数を減らそう

怒らないようにしよう

と思っていても

つい口が開いてしまう。

 

しかも母も年齢的に更年期。

 

なかなか自分自身のコントロールすら

難しいのですよ。

 

 

「欲が出ました」の本に

 

「気が済むまでやる」

 

ってのがあって

 

「こどもは「さわるな!」って注意しても

確かめないと気になってしょうがないから

いつまでたっても言うことを聞かない。

ならば、少し触らせてあげれば

気が済んで大人しくなる。」

 

という話に

 

な~るほど~。となりました。

 

うちの長男と次男も

私が注意したり

やめさせたりするから

言うこと聞かないの・・・・かな?

 

よし。

 

注意回数減らそう!

 

 

・・・と

思ったのに

 

今日もまた小言が・・・。

 

明日こそは。。。